twitterのIDからSNSのソーシャルグラフの重み付けを眺める
Facebookの名前リンク
先日より、FacebookがtwitterのID的なものに対応しました。
Facebookではtwitterのように「ステータス(つぶやき等)」を投稿する機能があります。
そこで「@」を入力し、友人の名前をタイプすると、それに合致する友人名が表示されます。
↑ たとえば「@kens」まで打つと「kensuke」氏のプロフィールが表示されます。
そして、プロフィールを選んで入力すると、名前にリンクが張られます。
↑ 名前にその人のプロフィールにリンクが。
↑ ちなみに名前だけでなくファンページやイベントにも対応。
対して他のサービスは?
このような他ユーザを「ID化してリンクを張る」という機能は珍しいものではありません。
最たるものがtwitterですが、日本では古くから「はてな」が対応しています。
↑ twitterでも「@xxxx」で、そのユーザへの言及を行うことができる。
↑ 日本では、はてなが代表格。idコールと呼ばれ、相手にトラックバックも飛ばします。
何が嬉しい?
このIDとユーザを紐づける記法は、いくつかの利点があります。
- 言及を把握することができる
- トラッキングしやすい
- 敬称にこだわらずにすむ
- 言及が波及する
- 認識度が高まる
- プロフィールページへのリンクが容易
- ユーザ間の関係性が可視化される
自分についてしゃべられた場合、知ることができます=会話を促進する
上記にも関わりますが、自分のIDや製品、社名などを追跡しやすくなりマーケティングの効果調査等に利用しやすくなります。
もしIDがないと「○○さん」「○○様」など敬称を気にしていまうのが日本人。ただ、IDが代名詞になることで、その辺りを考える必要が減ります。
IDにリンクが貼られることにより、他者が「誰に対してしゃべっているのか?」という点がわかります。それにより対話が拡大しやすくなります。
IDでユーザを把握することによりユーザ同士のユーザ呼称を統一化できます。そのためオフラインのコミュニケーションでも「ID○○の人」といったやりとりがしやすくなります(体験談)。
Webだと、その人のプロフィールページのURLを貼ることは可能ですが、携帯だと苦痛。その場合、IDコールをするだけでリンクを張れるのは便利。
上記内で、SNSとして特に重要なのが「ユーザ間の関係性の可視化」です。
たとえばmixi日記にて、友人に関して記述しても、現状はその関係性を追うことはできません(呼称がバラバラですし、同一名がある場合、誰のことか把握できない)。
しかし、IDを統一化することによって「誰同士の対話/言及が多いのか」「誰が言及の絶対数が多いのか」「誰についてしゃべっているのか」といった点を把握することができます。
それによりソーシャルグラフ内の重み付けを可能にできます。
“※ただし、紐づけられたくない人にとってはプライバシーの問題もあり良い点ばかりではありません。
現状は?
SNSでの現状を見てみました。
mixiにおいてボイスには返信をする場合は、IDが反映されるようです。
↑ 「Re:」をクリックすると、自動で相手のニックネームが補完されます。
↑ グリーはプロフィールIDはありますが言及には対応していない模様。
↑ FacebookもプロフィールIDが設定できますが、こちらはIDコールとの関係性はない模様。
↑ mixiもキーワードには対応。ただし、これとIDは関係性はありません。
SNSでは、まだIDコールに対応しているのはわずかのようです。ただ、上記にもあるように「ニックネーム」「ID」などが設定できる以上、それを利用したIDコールも考えられるのでは。
終わり
以上、twitterのIDの妙味を見てみました。
今後は、このようなIDとプロフィールの連携が進んだ場合、各サービスのIDの名寄せや言及を一括管理できるPingサーバ的なものもビジネスとして誕生してくるんじゃないかしらん。
そして何よりSNSが誕生してから積年の課題だった「ソーシャルグラフの静的性(一度繋がると切れにくい)」や重み付けを解決する一つになるのではないかしら。




























