SNSでスパム行為をして7億ドルの損害賠償
少し前ですが、以下の記事によると、スパマー王「Sanford Wallace」が、Facebookより7.11億円ドルの損害賠償請求を受けたようです。
スパム王は、Facebookにおいて、単なるスパムメッセージを送ったのではなく、アカウントをのっとってスパム行為をしていたそうです。phonyと表現されているのでアダルトサイトへの導線でしょう。
Facebook wins case against spammer; to get $711 mn in damages- Internet-Infotech-The Economic Times
アカウントを乗っ取ってスパムをすることにより、ユーザは「友達からのリンク」だと勘違いしてクリックしちゃいますよね。コンバージョンレートは高かったのではないかと推測。
私自身、たまに友人からスパムメッセージを送られることがありますが、英語なので今のところ被害はありません。メディアで言うとFacebookのチャット、そして、MSNのチャットで多いですね。特にMSNのチャットは曲者で、「hotmailアカウント」乗っ取りが簡単にできるようです。というのもhotmailはしばらく使っていないとアカウントが失効しますが、その場合、そのアカウントは使われなくなるのではなく、他の人が取得できてしまうのです(ドメインや電話番号と同じように再利用される)。
そして、「元の持ち主」とメッセンジャーなどでつながっていた場合、そのネットワークは前の持ち主に引き続いて利用できるのです(これは明らかにバグではないか、と思うのですが・・・)。体験談としては、大学時代の友人が3年ぶりくらいにメッセに入ったので「元気?」と聞くと「どなたですか?」と返ってきまして。そして「え、○○じゃないですか?」と聞いたら違う模様。しかも性別まで違っていました。しかし、偶然にも旧友と同じ大学というご縁はあり、それはそれでよい経験でしたが驚いた出来事でした。
なお最近もtwitterのハッキング事件がありましたが、その最初にハックされたのも、このホットメールの問題を使って侵入されました。また、twitterのあるリンクを踏むと自分のアカウントで友人にスパムをDMしてしまうという問題も過去にはありました。
このように、ソーシャルグラフは友人という信頼性を生むものの、それが悪用されればあっという間に被害が広がってしまいます。
アメリカは、このようなネットの問題に早期から対応し、先日はSNS内のスパム広告への対応に乗り出しました。また2005年ごろには、MySpaceで未成年との性行為や薬物の売買が問題になり対応がされました。日本では携帯のフィルタリングという動きがありますが、それよりももっと多方面からのアプローチをする方がよいような気がします。



















