注目を集める位置連動ソーシャルアプリ「gowalla」のここがゴワラ凄い!
位置ゲーが熱い!
昨今、話題の「foursquare」。
位置情報とゲームを組み合わせたソーシャルアプリで、海外でかなり注目を集めているジャンルです(詳しくは以下)。
Twitterの次はこれじゃね?今一番イケてる(と僕が思っている)『foursquare』について調べてみた – IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ
その競合の1つがGowalla。こちらも、かなりよくできたアプリ。
foursuareと何が違う?
私自身はfoursuareで、忸怩たる思いをしたので(何回スタバにチェックインしてもMayorになれなかった)、今回はgowallaをご紹介。
gowallaはfoursuareと似たコンセプトですが、異なった指向性を持つゲームです。
今後、日本でもこのようなサービスは増えてくるかと思いますので、ご参考にいかがでしょうか。
長くなってしまいましたので、前半で「fourquareの違いを踏まえたgowallaの狙い」、後半で「gowallaの優れた点」を紹介したいと思います。
概要
ゲームの概要としては、iPhoneのGPS機能で「場所(スポットと言う)」にチェックインしていきます。たとえばお店や学校など。
そしてある条件を満たすと称号(Pinと呼ばれる)がもらえる仕組み。
いわば「スタンプラリー」と「宝探し」のハイブリッドゲームです。
foursquareに似ていますが、以下の大きな3つの違いが。
gowallaの何が凄い?
gowallaとforsuareには以下の3つの大きな違いがあります。
- 時間が関係ない
- アイテムが存在する
- 自分でスポットを登録できる
詳細は下記。
チェックインの時間制限が関係ない
forsuareは一定時間内にチェックインをしすぎると、「だめよ!」と怒られます。対して、gowallaは、時間に関係なく何度でもチェックインできます。
その点で、せっかちな人に良いかも。
アイテムが存在する
gowallaでは、アイテムが用意されています。たとえば「ドラムセット」「竹」「エスプレッソマシーン」といった日常的な物のバーチャルグッズ。
アイテムは全部で100種類ほど。シリアルナンバーが振られていて、全て一品限り。
デジタルグッズにシリアルナンバーというアイデアは面白い(デジタルの複製という問題を鑑みるに)。
アイテムを得る方法は以下。
スポットに訪れる
場所(スポット)に訪れた場合、ランダムでアイテムをもらえることがあります。
スポットで交換する
面白いのは、この「交換」機能。スポットで「他のユーザが置いていったアイテムと自分の持っているアイテム」を交換することができます。
それだけだと物々交換ですが、そのアイテムの所有履歴を見ることもできます。
そのため、「いつ」「どこで」「誰が」このアイテムを持っていたかが丸わかり!
自分の拾ったアイテムが人を通じて流れていく様子はなかなか風流です。
アイテムの意味
アイテムは、収集・交換したりするためのコンテンツといった位置づけです。
アイテムごとの出現頻度によるレア度は、まだわかりかねてますが「よく落ちている」アイテムというのはあります(キャンディやニット帽など)。
これは恐らく「登録されているスポットのジャンルに偏りがあり、そのジャンルに応じたアイテムが増えるから」という点と、「あまり持っていてもかわいくないグラフィックのアイテムは落とされやすい」というような点があるからでしょう。
自分でスポットを登録できる
さらに挑戦的なのがこの機能。自分で新しいスポットを登録できます。
称号(Pin)の1つに、「スポットを新規登録する」というものがあり、ゲームを楽しむユーザは必然的に、自分で新規スポットを登録することになります。
しかも、お店だけでなく交差点や学校などあらゆる情報を登録できます。
何が良いか?
これが素晴らしい点は、ローカルレビューサイトの一番のネックだった「町の情報」をユーザが自分から登録してくれるという点。
しかも、そのお店にはコメントも付けることができるため、ちょっとした情報共有にもなります。
UPDATE
foursquareも場所の登録が可能のようです。大変失礼しました。
gowallaと相対的には低い位置づけのようです(検索結果の末尾に導線)。
方向性の違い
上記の3点がfoursquareとの異なる機能です。
これらの違いを踏まえ、方向性の違いは以下になります(私見)。
コミュニケーションの違い
foursquareが「友人との交流」を重視しているのに対し、gowallaは「知らない人/場所との出会い」を重視している印象を受けます。
※これは相対的な話で、両者とも両方の要素は持っています。
たとえば、foursquareでは友人の活動履歴を重視。ですから、「友人が何してるかな?」というコミュニケーションが促進されます。
対して、gowallaでは「アイテム」で「知らない人」と、「Pin」で「知らない場所」との出会いを楽しむことになります。
※ストリームに関して
両者とも友人の活動は時系列で見ることができます。ただし、iPhoneアプリ上で、foursquareが「トップ」にそれを置いているのに対して、gowallaでは「一番右端」に置かれています。
ローカル情報収集サイトを狙っている?
また、gowallaはfoursquareより、ローカル情報の収集に力を入れている印象を受けます。
まず、主催者がスポットを登録させるのではなく、ユーザに登録させる点。さらに「スポットのパッケージ機能(後述)」により、ユーザによるスポットの関連づけを行わせることができます(将来的に)。
同時に「注目のスポット」「アイテムによる場所の重み付け」機能により、場所に重み付けをしています。
また、gowallaのキャッチコピーは「Go out. Go dis-cover. Go share. Gowalla.」で「外に出る」と共に「発見する/共有する」点を主眼に掲げています。
加えて、GPSの精度がfoursquareよりgowallaの方が厳密にしているようです。そのため「本当にその店にいったか」を重視しているようです。
foursquareは場所の情報として「近くのtwitterのつぶやき」や「Yelp!」を利用していますが、foursquareは利用していません。逆にgowallaではスポットを100種類以上のカテゴリに分け、ユーザの検索利便性を高めています(逆に登録時は厄介)。
このような動きから、gowallaは、独自のローカル情報の収集にいそしんでいる印象を受けます。
後半!
以下、他のgowallaの機能に関してご紹介しておきます。
このような機能を細々紹介するのもどうかと思いましたが、gowallaはマニュアルや日本語のドキュメントもほとんどありません。
最初はどう遊ぶのかわからず途方に暮れるので(自分自身、最初の1週間はどう使っていいのか分からなかった)、つくってみました。
Pinの種類
Pinとは前述の通り「達成するともらえる称号」のようなもので、foursquareのバッジに当たるものです。
Pinの種類は把握しているだけで現在22種類。以下は全て情報が公開されているPinです。
- 「I Installed Gowalla!」Gowallaをインストール時に得る
- 「Wan-derer」5のスポットを訪れた時
- 「Sight-seer」10のスポットを訪れた時
- 「Ranger」25のスポットを訪れた時
- 「Dis-cov-erer」50のスポットを訪れた時
- 「Explorer」100のスポットを訪れた時
- 「Way-farer」250のスポットを訪れた時
- 「Voy-ager」500のスポットを訪れた時
- 「Epic Voy-ager」1000のスポットを訪れた時
- 「Com-mis-sioned 10 Spots」10のスポットを作成した時
- 「Com-mis-sioned 25 Spots」25のスポットを作成した時
- 「Com-mis-sioned 50 Spots」50のスポットを作成した時
- 「Com-mis-sioned 100 Spots」100のスポットを作成した時
- 「Founded 10 Spots」10のスポットをFoundした時(Foundに関しては後述)
- 「Founded 25 Spots」25のスポットをFoundした時
- 「Founded 50 Spots」50のスポットをFoundした時
- 「Founded 100 Spots」100のスポットをFoundした時
- 「Visit 10 coffeeshops」10のコーヒーショップを訪れた時
- 「Code Mon-key」5つのIT系ベンチャーを訪れた時
- 「Engi-neer」10のIT系ベンチャーを訪れた時
- 「Hacker」25のIT系ベンチャーを訪れた時
- 「The CTO」50のIT系ベンチャーを訪れた時
これらを達成した延べ人数はiPhoneでチェックできます。ゼロ人というPinも(後述)。
Trips
「Pin」とは別に「Trips」という概念もあります。
これは「ロンドンのパブ10店舗」「バークレー大学近辺のコーヒーショップ10店舗」という風に、テーマ毎に指定されたスポットのパッケージのこと。
1つ1つクリアしていき、指定のスポットを全て訪れればクリア。
現在、このパッケージは運営者が作成していますが、twitterのリストのようにユーザが作成できるようになれば、面白いことができそうです。
たとえば、「渋谷のスイーツ食べ歩き5軒」「浅草で観光しておきたい10箇所」「ここだけは押さえておきたい神田の古本屋」などいかがでしょう。
他の機能
以下、PC上での機能を簡単にご紹介します。
パスポート
マイページはパスポートと呼ばれ、自分が訪れたスポット(Stampと呼ばれます)と「Pins」が表示されます。
スポット
スポットのページでは、「今までいったスポット」と「Feature」が表示。
「Feature」とは多くのユーザが利用しているスポットのこと。たとえば渋谷のハチ公など。
Friends
友人が何をしているかを一覧表示。
Gowallaも友人がいないとつまらないので、twitterやFacebookのConnectで友人と繋がった方が良いかと思います。
アイテム
さて、アイテムページでは「自分が持っているアイテム」「Vaultしたアイテム」「Missingのアイテム」の3種類が表示されます。
アイテムは「Vaultする(=ドラクエの貴重品みたいなもの)」ことができます。これによってアイテムをアーカイブしていくことができます。
なお、「Missing」はまだValutしていないアイテム。コンプリートするとPinがもらえるという噂もあります。
アイテム補足情報
初期にもっているアイテムは4個。10個まで所有できます。
10個もっていると、新しいアイテムを拾うことができないので、9個以下にしておいた方がいいかも。
※一説によると全体のアイテムには限りがあるという説もあります。そうなると「新規発見」がなかなかできず、物々交換が主流に。それはそれでrestrant cityの食材交換のような面白いコミュニケーションが生まれそうです。
Founder
スポットにアイテムを置いた場合、「Founder」になれます。ただし最初の10人のみ。
Founderとは日本語でいうと「創設者」のような意味ですが、「このスポットはワシが育てた」という気持ちになれるかも。
なお、このような「最初にその情報を提示した人に評価を与える」という方式は「食べログ」が有名です。
ビジネスモデル
ビジネスモデルとしては、このアイテムを利用したものが有望のようです。
TechCrunchの「GowallaがAppleストアで仮想プロダクトプレイスメントを実験中」でも紹介されていますが、gowallaにて、とあるApple Stores店にユーザがチェックインすると特定のアイテムをプレゼントするというキャンペーンをしていました。
iPhone用グッズなどを販売している「Incase」とのタイアップです。
蛇足の話
Appleは許可を出していないと思うのですが、この辺り法的には全然問題ない世界なんでしょうか。
位置情報には誰も所有権を主張できないのかしら。すると蛇足になりますがセカイカメラなどのARにおいて、百度がGoogle本社に広告のエアタグを付けても問題ないんでしょうか(たとえばですが)。
ジャンル
登録できるスポットの大ジャンルは以下。これらがさらに小ジャンル(20前後)に分かれています。
- 建築物(橋、家、協会、会社など)
- アート(図書館、美術館など)
- 教育機関(スタジアム、高校など)
- エンターテイメント(水族館、動物園など)
- 飲食(パン屋、カフェ、レストランなど)
- ナイトライフ(パブ、ラウンジなど)
- 自然(海、公園、ゴルフコースなど)
- ショッピング&サービス(スーパー、服屋など)
- 移動(駅、空港、ホテル、地下鉄など)
全体で100以上のジャンルがあります。
他の位置ゲーとの違い
日本でも位置ゲーは盛り上がってきました。代表的なものがコロプラ。先日は、モバゲー版もリリースされていました。
これらのゲームは位置ゲーの名の通り「移動が重要」でした。そのため、「多く移動する人に楽しい」サービスでした。
このgowallaは「近所を歩く」だけでもStampを集めることができます。そのような意味では「移動を楽しむゲーム」というよりも「移動するきっかけになるゲーム」のような気がします。
海外との違い
アメリカ(特にカリフォルニアなどの車社会の場所)と比べ日本の方が店舗間隔が狭いので、日本の方が緩く店数を稼げるのではないかと思っておりますです。
ただ、アメリカで試してないので何とも言えませんが・・・。
Tips
最後にちょっとしたテクニックや情報をご紹介。
登録できる場所の距離はおおよそ100メートル前後以内のスポット(たまに例外もあり)
拾えるアイテムはその店のカテゴリに関係する(例:ジャズクラブでドラム、アジアンの店でラーメンなど)
Vaultしたものは二度と元に戻せない(同じ種類のアイテムをVaultすることもできる)。さらに、同じシリアルナンバーのアイテムは、2度とゲーム内に出てきません。この唯一性が面白い
新規スポットで登録した情報はPC上から編集ができます(場所も含む)。なお日本語も通ります。
1日1,000以上の新規スポットが登録されているとか
iPhoneを横にすると地図画面に切り替わります
iPhoneを持っていない人でも、とりあえずIDを取っておくのはどうでしょうか。もし、このサービスがブレイクすれば、twitterのようにID取るのに四苦八苦することがあるかも。
利用者の用途は様々。ひたすらPin集めに走る人から、自分の言った場所を登録するためのスタンプとして利用する人、近くのいいお店の情報を集める人まで(運営者の話)
スポットでアイテムをもらうには、2回目以降の訪問でもOK。
foursquareはGmailのアドレス帳を活用できるがgowallaは利用できない※先ほど、利用できるようになりました。
運営はAlamofire。テキサスはオースティン発祥。会社の社是が「Going Beyond the Virtual Good」。2007年の創業で社員は11人前後(2009年12月)
CEOのJosh Williams は過去にUIデザインの会社「Firewheel Design」も創業している。そのため、gowallaのデザインはかなり作り込まれている
サードパーティのツールも既に登場。たとえば、自分が持っていないアイテムも近くで探す「Find your missing Gowalla items!」など。
現状はiPhone版のみですが、近い将来Android版も出すとのこと
クリスマスキャンペーンとして、600前後のクリスマスボックスをアイテムに混ぜ込んで配布。ギフトはiTunesカードやTシャツだったようです
余計な話ですが、アイコンの写真はtwitterやFacebookで利用しているものと同じものの方が友人にわかりやすい
Gowallaの公開は2009年の3月。今のユーザ数は非公開ですが、恐らく10万~といったところでは(推測)
画像
最後に、スクリーンショットでポイントをご紹介。
↑ 達成者がゼロのPin。50のテクノロジー会社を訪れるというもの。
↑ 六本木駅に置かれているアイテム。2つ置かれた文具が町とのギャップをうみ、哀愁があります。
↑ 最近のソフトバンクショップにチェックインした人たち。
↑ ソフトバンクショップの情報。7人が計9回チェックインしています。
↑ 自分が訪れた場所はこのようにチェックが入ります。
↑ 場所の検索は「近くから」「注目度の高いものから」の他、カテゴリからも探せます。
↑ ハチ公の履歴。多くの人が訪れ、またアイテムを置いていきます。行き交う雑踏・コンクリートジャングルに愛の手を。
↑ ヒルズカフェの情報。コメントで「お酒もOK」という情報が。なるほど。
↑ アイテムの所有権の流れ。ティファニーに置かれたスカーフがジュースバーをたどって私の元に。万物流転。
終わり
ということで、個人的には「リアルとの連動」をうまく実現している点が参考になります。
ご利用は以下からどうぞ。













































先程foursquareで試してみましたが、新規スポットの登録は可能でした。
@A2
本当ですか!申し訳ありません。
当方、見つからなかったのですがどのような形で登録できますか?
@A2
ああ!申し訳ありません。
検索結果の末尾ですね。見逃しておりました。記事も修正いたします。ご指摘ありがとうございます!
Gowallaを使ってて思ったんですが、
現状、英数字以外を含んだSpotが近くにあると、
アプリ上で付近にあるSpotを検索できなくなる場合が多いです。
延々Loading…が表示されます。
@A2
なんと!確かに繋がりづらいことがあったのですが、英数字以外の文字がキーだったんですね。サンクになります。ありがとうございます!