Google Buzz(バズ)は単なるtwitterクローンではない
日本時間の今朝、Google版twitterとでも言うべきGoogle Buzz(バズ)が発表されました。
PC版の公開は段階的で、現時点で1%前後のユーザが利用可能(という噂)。
ただしiPhoneからログインできましたのでそちらで使ってみました。その上で、「Googleはtwitterクローンを作ろうとしているのではない」という印象を抱きました。
まずは簡単に「概要」「スクリーンショットで機能」をご紹介した上で、そこから見える「Googleの狙い」について検討してみました。
Google Buzzとは?
Gmailと連携したステータス共有サービス。
大きな特徴としては以下。
- Gmailのコンタクト相手を自動でフォローするので、新規にフォローしていく手間が省ける
- TwitterやPicasa、Googleリーダーなど他のWebサービスと連携可能
- コンテンツリコメンデーション機能あり
- 後発だからこそ、他サービスのイイトコ参考しまくり
※全員でなく、交流が多い人だけをフォローする様です
※情報価値の低い短い投稿などを非表示
使ってみた感想
twitterとの違い
使った感想としては、本体サイト自体はtwitterより便利な機能は備わっているという印象を受けました。
ただ、twitterは「第三者が開発したアプリ」と「多くのユーザデータベース」が強みなので、その点でtwitterからすぐにバズに乗り換える人は少ないでしょう。
ただしtwitterとの連携が図られているので(現状はtwitterへのクロスポスト)、「両方使う」という人は増えるのかもしれません。APIの公開も予定しているようです。
他サービスからの示唆
また他類似サービスで見かける機能を実装しているのも特徴的で、たとえば以下の機能を見かけました。
- Facebookの「Like」機能のような「Like!」機能
- FourSquare/Gowallaのような「この場所で最初の投稿をしよう」機能
- FriendFeed/Jaikuのように個々のポストにコメントが可能
- FriendFeedのように他サービスの情報一元化
スクリーンショット
以下に機能をスクリーンショットでご紹介。
読む
↑ タイムラインはこんな感じ。
↑ iPhoneからだと場所の設定ができます。近くの場所を自動で表示。
検索
↑ 検索もできます。
↑ 「近くのポスト」を見ることもできます。
「○○で一番に投稿する人になろう!」というFourSquare/Gowalla的アプローチも。
↑ 「近くで検索」と「キーワード検索」の合わせ技。
投稿
↑ 自分のポスト。個々のポストにコメントを付けることができます(FriendFeed風)。
↑ コメントを記入する画面。「Good!」機能もあります(Facebook風)。
↑ Google Readerでシェアしたものは自動でBuzzに投稿されます。
上記はPCからですが「Googleリーダー経由」というのが見えるでしょうか。
その他
↑ スパム報告画面。
↑ フォローしてくれた人のページから、その人のプロフィールページへ(Googleが従来利用しているもの)。
その人が誰をフォローしているのか見えます(情報を公開設定している人かな)。
↑ 誰かがフォローしてくれると、このようなノーティフィケーションが。twitterは出ないので、地味に便利。
↑ セルゲイ・ブリンさんを発見したのでフォロー。
↑ コメントがつくとGmailに内容が飛んできます。このプッシュ力は強そう。
Googleの狙い
Google Buzzはtwitterキラーという見方がされています。実際、「Buzz」という名前から鑑みても、その思惑はあるでしょう。
しかし、それだけではないような印象を受けました。
Googleのミッションである「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」を思い返します。
そこにあるのは「情報を整理し/アクセスできるようにする」ということ。
そこからGooogle Buzzの狙いを考えてみると、「リアルタイムのステータス情報をいかに整理するか?」という点を意識された作りとなっています。
twitterと連携
まず、twitterとの密接な連携。
これにより「Buzzを使っていない」人のつぶやきもtwitter経由で得ることができます。
従来、このようなサービスでは「自サイトから外部サイトへの投稿」は可能でも、「外部サイトの投稿を自サイトに反映させる」ケースは少なかったのが現状です(仕組み的な意味でも、囲い込み戦略な意味でも)。
リンクによる情報の重み付け
次に「Google Readerでお気に入りを自動でBuzzに共有できる」という点は、「人気のURLを迅速に収集する=ユーザが価値が高いと判断したURLを集める」という効果を果たします。
twitterで投稿される情報の16%はリンク情報と言われていますが、そのようなリンク情報をBuzzで集めることができます。
加えて「Good!」「スパム報告」機能も情報の重み付けを可能にします。リコメンデーション機能はさらにそれを反映したものとなるでしょう。
他サービスとの連携
最後に他サービスとの連携にも力を入れていることを考えてみます。
上記の「twitter」「Googleリーダー」以外に「Picasa」「Flickr」の連携があります。プロモーション動画でも他メディアとの連携がPRされていました。
将来的には「YouTube」や「Wave」とも連携するでしょう。そして携帯からは位置情報を収集できます。
※ちなみにWaveとの違いはWaveは情報ストック型なのに対してBuzzは完全にフロー型。
これらを合わせるとGoogle Buzzは「ステータス情報」のみならず「URL」「画像」「動画」「位置情報」を集約することになります。
まとめ
このような見方を考えると、Google Buzzは単なる「つぶやき」サービスではなく、Googleの「情報を整理する」という理念を愚直に邁進させるツールを1つではないかしらん。
UPDATE
と、ここまで書いて他の意見を見渡してみると、mediologic.comさんに近いことが書かれていましたので、ご報告まで。
参考リンク
PCでBUZZが使えなくても、Googleプロフィール経由で、「フォロー」や「閲覧」、「コメント」はできるようです。以下、筆者ページ例。
追記:PC版のレビュー
PC版のレビューは以下をご覧ください。
Google Buzz(バズ)とtwitterは「ツール」「コミュニティ」という違いがある | リアルタイムウェブ.jp

































