ジャーナリズムは今後、データを強みにすべきか「データジャーナリズム」

メディアの新しい動向
メディアによる試行錯誤が続く昨今。マスメディアだけに限らず、AOLのようなWebメディアも様々なマネタイズ手法に挑戦中です。
そんな中、以下の記事などで「データジャーナリズム」という言葉を見かけました。
Marketing in 2010: It’s All About the Data
Journalism Needs Data in 21st Century
YCRFS 1: The Future of Journalism
Data Is Journalism: MSNBC.com Acquires Everyblock – O’Reilly Radar
データジャーナリズムとは?
ジャーナリズムとは従来、重要度の高いニュースの配信に重きがおかれていました。しかし、昨今では、市民ジャーナリズムの台頭やニュースのコモディティ化に伴い、ジャーナリズムの形が変わろうとしています。
そこで、メディアでは「数字やデータ」を重視するという動きがあります。それをデータジャーナリズムと呼ぶことがあります(まだ造語に近い位置づけのようですが)。
データジャーナリズム事例
たとえばTexas Tribuneでは、いくつかのデータベースを公開しており、一例として「Federal campaign donations」では、「Federal Election Commission」のデータを利用して、政治献金のデータベースを公開しています。
またイギリスの大手新聞ガーディアンは「Datablog」というデータに着目したブログを公開しています。「Chicago crime data」というシカゴの犯罪データを公開しているサイトのデータや地図はシカゴトリビューンなどに利用されることもあるとか(サイトはMSNBC.comに買収)。
日本でも、「vizoo」というビジネスデータのチャート作成サービスが登場してきています。
ただの数字ではなく「統計」「データマイニング」などの世界です。それらをメディア化(=データベースなど)していくという点がポイントです(日経テレコン+アナリストレポート+インフォメーションアーキテクチャのような世界観でしょうか)。
今後の展開
これらを参考にして、データジャーナリズムの展開を考えてみると以下のような形がありえるかと(データジャーナリズムの拡大解釈も含まれています)。
- 統計データなどを新しいメディアとして再構築し、集客の拡大を図る
- 取材過程などで得た数字を重視しそれを収入源として提供する
- ニュースの報道ではなく、ニュースの分析(特に数字)面での革新性
などでしょうか。マネタイズの面でいうと、やはり一番目くらいじゃないとしんどそうな気もします。それでも課題は残りますが。



















